夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

夜明け前の心臓(仮)とは?

このブログです。
2016年に誕生した三男・はる(仮名)は最重度の心臓病のひとつである左心低形成症候群で生まれてきました。
無治療の場合は数日で命を落とし、救命する方法は手術のみ。その手術(ノーウッド手術)は心臓手術の中でも最も難しいもののひとつとされています。

だから、はる君が頑張って生きている記録をつけようとはじめたのがこのブログです。

左心低形成症候群とは?

その字の如く、左心系、つまり左心房・左心室・大動脈が低形成です。

  • 左心室と左心房はとても小さいです
  • 左心房と左心室の間にある僧帽弁はとても狭いか、閉じています
  • 大動脈の入口にある大動脈弁もとても狭いか、閉じています
  • 大動脈の入口には、心臓を動かす為の冠動脈の入口があります(普通の心臓も同じ)

左心系は肺できれいになった血(動脈血・酸素化血)を全身に送り出す役目があります。胎児時代は、卵円孔(左心房と右心房の間の穴)と動脈管(大動脈と肺動脈をつなぐ管)がある為全身を巡る血液の流れは維持されていますが、卵円孔と動脈管は生後閉じます。
卵円孔と動脈管が閉じてしまうと急激にショック状態に陥り、救命できなくなります。

標準的な治療方針としては、動脈管を薬剤で維持した後にノーウッド手術→両方向性グレン手術→TCPCフォンタン手術となります。

はる君略歴

2016/4 生まれる
2016/5/2 両肺動脈絞扼術
2016/5/24 ノーウッド手術 → 2016/7/2 退院
2016/8/24 両方向性グレン手術
2016/8/25 緊急再手術 → 2016/10/1 退院

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