夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

めしにしましょうのローストビーフをつくろう!【SHARPのヘルシオHOT COOK使用】


小林銅蟲先生のめしにしましょうを、夫が買って来た。ので、読んだ。わたしも買おうとしてたのでダブるとこだった(大好きだけど、二冊もいらない)

(今気がついたけど、amazonで“めしにしましょう”で検索すると↓これが出てくる。小林先生すごいなあ。ちなみに低温調理できる機械です)
じゃあ、やってみよう!



こんな感じになりました

道具

今回、再現料理をやろうと思い立ったのは、この道具があったからに他ならない。

シャープ ヘルシオ ホットクック 電気無水鍋 レッド KN-HT99A-R
時間の節約の為に買った。電気の力で自動で温度調節をしてくれるうえ、無水鍋でもあるので水を入れないカレーとかも出来る。牛すじなんて、トロトロになるよ。
焦げ付きを心配することも、ガス漏れの心配もないから、トロ火にかけてほったらかしっていうよりさらに高レベルなほったらかしができる。

しかし、この調理家電の最も優れた点、それは低温調理が出来ること、これに尽きると思う。いや、ホットクック自体が高価なので気軽でもなんでもないけど。

※後述しますが低温調理は安全に配慮して自己責任で行いましょう。

材料


肉の塊

  • 奥にあるのは豚リブロース
  • 手前にあるのは牛もも肉
  • じゃがいも
  • バター
  • 牛乳
  • 塩コショウ、醤油、ホースラディッシュ、わさび等調味料

ハナマサが遠いので近所のスーパーで購入。
牛ももはローストビーフに、豚リブロースはチャーシューにする。
塊2つで約1kg。

仕込み

  • チャーシュー編
    • 醤油:水:煮切ったみりんを3:2:1の割合で混ぜる(漬け汁)
    • ジプロックに漬け汁、昆布、ネギの緑のとこ、にんにく2かけ、生姜がなかった(痛恨のミス)のでチューブ生姜と肉を入れる
    • 極力空気を入れないように密封する


たらいにはった水に袋を沈めると空気がある程度抜けますので、後はストローで汁を吸わないようにしながら(しょっぱいので)、空気をさらに抜きます

こうなりました

  • ローストビーフ編
    • ジプロックに入れて空気を抜きます
    • 塩コショウとかは指示がなかったので特にしてません

低温調理スタート


こうやって肉を入れた袋を入れて、

蓋閉めて、65℃で3時間(ローストビーフ)
ローストビーフの加熱(加温?)時間は3時間、チャーシューは8〜12時間との事。
12時から調理開始なのでチャーシュー袋のみ入ってます。18時半の夕ご飯を目指して、15時にローストビーフ袋を入れます。

合間に漫画を読みます


めしにしましょう(1)36p


めしにしましょう(1)37p

めっちゃ笑った。
今回はやってないけど豚ロースのブロック塀を入手したら実施予定です。

ポテトピュレを作る


じゃがいも一個につき2〜3分レンジにかけて、皮を剥きます。
今回は3個。

潰してバターをたっぷり入れます(今回は1/4個、少なかった?)。

牛乳を入れて、ハンドブレンダーでなめらかになるまで混ぜて、塩コショウで味を出し整えて完成。
ブレンダーで練ったら、たちまち澱粉が糊化して、なめらか、っていうかねっちょり。
なんかすごくもっちゃりとしてるけど、これで合ってるのかはわかりません。ねりあんくらいのペースト状。

しあげ


肉を出して、

熱したフライパンで表面だけを焼き付けます。

切ります。

おお……。いい感じ。

生後7ヶ月の息子が泣いたので、盛り付けを夫に頼み、完成です!!


野菜もあるのよ


さあ、食べよう
全然写真を撮るヒマがなかった。

醤油とホースラディッシュ
なにこれ、おいしい!!
3.5hの加熱では、とろけるような柔らかさ……ではなく、わたしの好みの柔らかいけど柔らかすぎない程よい弾力!肉を感じる!ジューーシィーーー!
今までも何度かローストビーフを作って見たけど、ダントツの旨さ。

ポテトピュレも乳脂肪と炭水化物の悪魔の組み合わせは流石に強い。乳と芋という大地の恵みが中枢神経を刺激して、旨い。

食後の満足感、多幸感は素晴らしい。
これが肉を食べるっていう事なんだ……。なるほど、なるほど……。

さいごに

低温調理の安全性について

高熱で行う通常の調理と違い、家庭での低温調理は食中毒の危険があります。
今回留意した点は

  • 肉はローストビーフ用の塊肉
  • 新鮮な肉を買い、家に着いたら即調理
  • まな板、包丁、トングは熱湯をかけて乾燥させておく
  • 低温調理後、ローストビーフは外側を高温で焼く
  • 調理後は即食べる


普通のローストビーフだと、焼く前に室温に戻したりしますが、今回のやり方ではやらない方が菌が増えないと思います。
肉の芯が63℃の状態で30分程度の加熱が必要厚労省の“食品、添加物等の規格基準”にありますが(参考:食品、添加物等の規格基準 (昭和34年厚生省告示第370号)−抄− |厚生労働省)、これは衛生管理がきっちり出来てる工場とかの基準なので、ご家庭内では用心してもしすぎる事はないです。

マジでめしにしましょう(1) (イブニングコミックス)は面白いから読んで欲しいのですが、小林銅蟲先生ははてなブログもやってるので、そっちも面白いです。わたしもはてなーなので、リンクを貼るとメンションを飛ばしてしまって畏れ多いのですがこちらです。
negineesan.hatenablog.com

追記:

赤い
ちょっとびびった。


他に低温調理出来る方法

  • 炊飯器…◎(機種によっては温度管理が難しい)
  • 鍋…△(温度管理が辛い、鍋につきっきり)
  • 保温鍋…○(ただし、徐々に湯温は下がる)
  • 風呂…×(その間風呂に入れない、水道代とガス代がすごくかかりそう、怖い(菌、胞子、芽胞等)。ただし、肉を大量に使用するなら◎)


はてブ、コメント、スターありがとうございます。
お肉、良いですよね。
クリスマスとか、おせちに入れましょうね。

したっけ、また!