ICU4日目【きょうだい児】
2016/08/29 きょうだい児の次男
わたしは風邪気味なのと、はる君の病状が急を要するものではないと判断した為、家で新学期の準備をしていた。
病院には旦那だけが行った。
前日と比べ、人工呼吸器でのサポートが弱くなっている
はる君は毎日少しずつ回復している。しばしば、酸素飽和度が上がりすぎのアラートが鳴っていたそうだ。
次男ふゆ君の保育園のお迎えに行ったら、最近甘えが強いと教えてもらった。
発達障害疑いの長男あき君、左心低形成症候群の三男はる君に対して、次男ふゆ君はいわゆる“障害児のきょうだい児”という立場にある。
わたし達両親はもちろん3人全員愛しているんだけど、時間を平等に費やす事は今のところ不可能だ。
たまに“ふゆ君の為だけの日”(“あき君の為だけの日”もある)を作って、かあちゃんと二人きりで遊んだり、とうちゃんと二人きりでお出かけしたりしている。
それが埋め合わせになるのかはわからない。
けど、そうした方が良い気がするのと、わたし自身も、ふゆ君にだけ愛情をそそいでいたい日があるからそうしている。
どうしたら良いんだろうね?
ところで我が家には「障害児」「健常児」という区分はない。「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」or「弟なんだから、お兄ちゃんに譲りなさい」は絶対に言わない。
兄弟・家族でも顔の形はみんな違うように、脳の回線のつながり方や心臓の形が違う事があるって事、ただそれだけ。先に産まれたから・後に産まれたから、優れている・劣っているなんてのはおかしいでしょ。
……というスタンスで今のところ上手くいっている(ように見える)けど、自我がより大きくなったローティーンになった彼等がどう感じるかは不安でならない。
ここまで書いて思った。先の事心配しすぎやろ、と。
この日、iPhoneを水没させて全損。泣いた。