心肺蘇生法の講習を受けました
退院直前に小児病棟で心肺蘇生法を学んだ。
これまでにも自治体や消防署等で子供の心肺蘇生法の講習を受ける機会はあったはずなんだけど、忙しさにかまけて行かなかった。自分の子供に限って、緊急事態なんて起こるはずがないと思っていたから。
いざという時に備えて、講習を受ける事にした(使う事がなければいいな、と思うけど念の為念の為)。
ざっくりとしかお伝え出来ないので、詳しく知りたい場合には下記リンクをご覧ください。
参考サイト
今回は先に参考サイトのご紹介。
心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法
日本医師会作成の救急蘇生法のページ。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000123021.pdf
PDFファイルですが、厚生労働省による“緊急蘇生法の指針(市民用)2015年版”
消防本部や日本赤十字社などで心肺蘇生法を受講できる。
東京にお住まいなら
または
こちら。
心肺蘇生法の流れ
引用:心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法より。テキストの一部を改変。
ちなみに、救命講習を受けていない、受けたけど自信がない人(ほとんどの人がそうだろう、わたしも自信は無い)は、119番通報した際に電話口で指示してもらえるとの事(厚労省:緊急蘇生法の指針より)。
わたしは知らなかった事をいくつか(医療従事者や心肺蘇生講習受講者なら当たり前かもしれません……)。
- AEDでの電気ショックの後も、心臓マッサージは続ける必要がある。通常通りの呼吸になるまで、AEDのパッドを貼ったまま胸骨圧迫する。
- 呼吸はしているけど、実は心停止している事がある。死戦期呼吸と言う。判断に迷ったら、心臓マッサージをするように、と言われた。また、AEDは電気ショックを与える必要があるかどうかを判断してくれるので、近くにあれば必ず使用する。
実際の講習風景
反応があるか確認
異変に気がついたら、足の裏を叩く、呼びかけるなどします。
反応がなければ、呼吸が正常か確認(口に顔を近づけてみる、胸が上下しているか見る)&二の腕の内側の脈を取ってみます(脈を測る時間は10秒)。
講習のあとで実際にはる君の脈を二の腕で測ってみたけど、難しいのよね。夜間、寝ている時とかにたまに二の腕をプニプニして(=脈を測って)ます。プニプニしていて幸せだし、だんだん脈をとるのが上手くなって一石二鳥。
胸骨圧迫
乳児の場合は人差し指と中指の二本の指で圧迫します。目安は胸の三分の一が沈むまで。結構力が必要!
講師役の看護師さん曰く、「骨折するかも、と恐れてびびってしまうと効果が無いので、しっかりと骨が沈むまで押してください!骨折は治せます」との事。
気道確保とか
気道確保の図
乳児は、心臓マッサージと同時に人工呼吸をするのが推奨されている。
窒息への対応とか
震災に備えて、水・食料の蓄えをするご家庭が多いと思うけど、心肺蘇生法ってそういう“いざという時”の延長線上にあるんじゃないかと思ってる。
次回のはる君の入院は、カテーテル検査の時なので、その時にもまた受講するかー。