夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

横隔膜ヘルニア手術3日目

横隔膜ヘルニア手術3日目

2019/06/30

お昼ご飯を食べてから病院へ。
外は雨。

14時過ぎに病院に着いた。
はる君は目を覚ましていた。

わたしの姿を見つけると、目を大きく開いて笑顔になった。
一所懸命なにかを伝えようと小さな声でしゃべっていた。
すこしだけ浮腫んでいるような気がする。

酸素化の改善

SpO2*1 82%

酸素の値はいい感じ。
酸素の流量は昨日の1L/毎分から0.5L/毎分と手術前に戻った。
0.5Lでこの値ということは、押されていた肺が膨らんで酸素化が改善されたのかもしれない。

中心静脈カテーテル、尿道カテーテルも抜けて、順調に管が外れていっている。
まだご飯は食べられていないようだ。
水分だけ許可が下りたが、はる君は飲まなかったそうだ。


傷の具合は……見ただけではよく分からない。
感染などもなく順調に回復していると言われた。
ベッドはPICU用のベッドから一般病棟用ベッドに変更になっていた。

イヤイヤ期

しばらく機嫌良く過ごしていたが、甚平を着せようとすると一気に機嫌が悪くなってしまった。
はる君はイヤイヤ期なのだった。
格闘しながらなんとか着せ終えたが、機嫌は戻らず、抱っこを求めてきたので困ってしまった。
PICUでは抱っこはできないルールになっている。
泣き止まないので酸素の値が低下しアラートが鳴る。
困っていると、看護師さんが医師に抱っこの許可を取ってきてくれた。

術後初めて抱っこできた!!
はる君はさんざん泣いて疲れて、10分後に抱っこされたまま眠ってしまった。

そっとベッドに下ろす……のに失敗して、目を覚まして泣き出した。失敗か……。


再び大泣き。
どうしても身体を起こしたいらしい。
まだ身体を起こして良いとは言われていないので、看護師さんと一緒に寝かせようとするが全身の力を込めて抵抗する。すごい力だ、元気じゃん!

またまた看護師さんが座って良いという許可をとってくれた。はる君は座るとすぐに泣き止んだ。
そろそろ家に戻る必要があり、はる君にDVDを見せてご機嫌になってもらう。
はる君に「明日また来るよ、バイバイ」と声をかけると、手を振ってくれた。

このまま順調に推移すれば、明日は一般病棟に戻れるかもしれない。
また明日ね、はる君。
一般病棟に戻ったら、ずっと一緒だからね。

*1:酸素飽和度。血液の中に含まれる酸素の値。健康な人なら100〜99%で、はる君は80%前後