夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

緊急入院(3)3日目【やや改善】

2017/04/05

前日の記事はこちら
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ご心配おかけしてすみません。
先に結論をお伝えします。
「ちょっぴり良くなりました!」

お寄せくださった励ましのお言葉は、全部はる君に読み聞かせました!
とてもうれしかったです。ありがとうございます。

わが子の病状の写真をどこまで載せるかは悩むところですが、はる君と同じ左心低形成症候群(&類縁の心疾患)の子を持つ親御さんの参考になるかもしれないと思うので、今後も経過をリアルタイムで公開していきます。
写真や描写は少し痛々しいかもしれませんがご了承ください。

現在の状況

熱はなく、昨日よりSpO2*1は安定してきた。寝ているときは85%くらい。よしよし。

体重推移

体重
4/3 7408g
4/4 7743g
4/5 7918g

昨日からは175g、2日前からは510gも増加していて驚愕する。
この日(前日12時〜翌日12時の期間)の水分バランスはIN:550に対してOUT:304。
ううん……。体重50kgの大人なら朝と晩で1kgの差があるけど、はる君の元の体重7.4kgだよ。心配だと看護師さんに訴えると、主治医にその旨伝えると言ってくれた。

ややマシになったとは言え、まだむくんでいる

検査:採血

3時間毎の授乳はあるが初日よりは寝た。
はる君がまだまどろんでいる朝に小児科の先生がやってきて採血をしていった。
いつもは処置室で行うところだが、感染防止のため部屋で採血を行なう。

わたしは部屋を出されて、廊下ではる君の怒りに満ちた泣き声を聞いていた。

呼ばれて戻ると、顔面がドス黒い色になっていてSpO2は60%を切っていた。
採血や身体の至るところにコードがついているのが、本人にとって相当のストレスになっている。

検査:X線

X線写真もレントゲン室ではなくて室内で撮る。目の怖いキリンのペイントが施された機械と、陽気なレントゲン技師のおじ……お兄さんが軽いトークで素早く撮影。

このおじさ……お兄さんはシマノ先生(仮名・はる君の主治医)と同い年とのこと。

血液検査の結果

4/3 4/5 単位 基準値
白血球数 11.9 6.0 ×10^3/μl 4.0-8.0
アルブミン 4.7 4.1 g/dl 3.8-5.2
クレアニチン 0.22L 0.19L mg/dl 0.4-1.1
尿素窒素 11.2 1.5L mg/dl 8.0-20.0
hsCRP 2.25H 0.62H mg/dl 0.40以下

時間がないので細かい説明は後日に。
軒並み数値が上向いている。治療の効果はでているようだ。
ちなみに、内服と点滴で抗生剤を使っている。

水分バランス


やはり頻繁に吐く。しまいには、授乳の時に乳首を口に含んだだけでえづいて吐いてしまう。
離乳食もなかなか食べられずにいる。

心臓病児が入院中に母乳育児を継続するのは結構大変。実は、哺乳瓶拒否になってしまいミルクを受け付けないので母乳に頼らざるを得ず、すっごいめんどくさい……。

食べることは生きて行くのにすごく大事なんだよ。
はる君、早くもりもり食べられるようになるといいね。

主治医のお話

  • 安静にしている時のSpO2は85%くらいまで戻って来た。
  • 血液検査の結果も改善を示している。
  • 心肥大はあるが、病的というほどでもない。
  • 肺に影もなく、音もきれいで、肺は問題なさそう。
  • あとは時ぐすりしかないのかもなあ……。

はる君に笑顔が戻る



はる君はお兄ちゃん達が大好き。
一日ぶりくらいの笑顔が最高にまぶしかった!!

昨日はわたしも興奮状態でかなりの時間起きていたけど、さすがに眠い。
添い寝して背中トントンしてたら、いつの間にか寝ていた。

夫が面会に来た隙にドラッグストアでチョコレートを買って食べた。甘くて身体に沁みた。

ねむいです。

→4日目に続きます。

*1:酸素飽和度。血の中に含まれる酸素の値。健康な人なら100〜99%