夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

上野動物園ドリームデイ・アット・ザ・ズー in Tokyoに行ってきました!【2017】

introduction

 すこし前の話ですが、上野動物園で開催された障害児とその家族のための特別な日、ドリームデイ・アット・ザ・ズー in Tokyoに行ってきました!正直、4歳児を追っかけてあまり写真は撮れなかったのですが、とっても楽しかったです。

障害のあるお子さまとそのご家族のみなさまに楽しいひとときを過ごしていただく「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」。上野動物園では昨年に引き続き、今年(2017年)も「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」として日中に開催いたします。


引用元:8/28「ドリームデイ・アット・ザ・ズー in Tokyo」を開催します | 東京ズーネット(記事の末尾にもリンクあり)

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回ったルート

入口~正門

 はる君が入院中に仲良くなったおかあさん達からこのイベントを聞いて、はる君と次男・ふゆ君(4歳)を連れて遊びに行ってきました。まあ正直、チョロチョロ走り回る4歳児を追いかけながらだったのでろくな写真が撮れていませぬ。 

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パンダのポスト、かわいいですね

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10:30位の正門前は閑散とした雰囲気です。本日休園日という看板がありますが、入れます

 入場する際には、障害者手帳や愛の手帳(療育手帳)、小児慢性特定疾患受給者証等が必要です。同伴のご家族の方も入場できますが、かならず一緒に入りましょう。

パンダ

 夏休み中の上野動物園は平日でも混んでいるのですが、この日は空いた園内で、パンダも悠々と見られました。赤ちゃんパンダの育児に専念しているお母さんパンダ、シンシンはもちろん不在ですが、お父さんのリーリーはゆったりとした動きで笹をかじってのんびりしていました。

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パンダの赤ちゃんは今このくらいの大きさだそうです

 園内のいたるところに係員の方がいらっしゃって、動物のことについて丁寧&やさしく教えてくれるのも感激しました。

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大人のパンダの実物大の手と、生まれたてのパンダの実物大の手足の模型
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ふゆ君にも貸してくれました

サル

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 ゾウの横を通り抜けてサル山へ向かいます。

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 ちょうどえさやりタイムでした。おサルさんがかじっているのはトマトです。要領のいい奴は、両手&足で3個くらい確保していました。トマトはおいしいよね。

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「あっ、これ僕も食べてる!」

 ここでの説明で、わたくしアラフォーにしてサル山にはボスはいないという衝撃的な事実を知りました。

追記
↑……ということを書いたところ、ブコメに親切なツッコミが。

上野動物園ドリームデイ・アット・ザ・ズー in Tokyoに行ってきました!【2017】 - 夜明け前の心臓(仮)

野生ニホンザルにはボスザルはいない,と主張する研究者がいます.その説が徐々に受け入れられた結果,ニホンザルではボスザルと呼ぶことはとても少なくなりました.でもオス間にもメス間にも順位序列がありますよ

2017/09/10 10:20

フム、そうなのね。ここの説明をしてくれたのはボランティアの方のようなので、次回もし飼育員さんとお話ができれば詳しく聞くことにします。

シロクマ

 ここでもエサやりに遭遇します。ここでもシロクマさんがお食事していました。シロクマの展示は二層構造になっていて、地上からのビューと水中ビューの両方を楽しめます。
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移動水族館

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 葛西の水族園から移動水族館もきていました。
このあたりで、おむつを替えたり、水分補給をしたりでなんとなく休憩しよっか、とみんなでお昼ご飯をたべました。お昼時でしたが、園内の休憩スペースは無理なく座れる程度の混雑でした。

障害のある子どもに夢を

 ドリームデイ・アット・ザ・ズーは上野動物園では2012年から始まったということで(もとはオランダのロッテルダム動物園で始まったイベントとのことです)、まだ認知度もそう高くないのか園内はとても空いていて快適でした。当初の運動は「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」、つまり通常営業が終わった閉園後に障害のある子どもと家族を招待するというものだったようです。もちろん、その活動もとても素晴らしいものですが、ドリームデイだと本来の展示時間に動物園を楽しむことができるのがとてもうれしく、ありがたいのです。

 はる君のように在宅酸素療法で酸素ボンベを引いている子は多くはいませんでしたが、子ども用車いすは頻繁にみかけました。実ははる君、過去に上野動物園に2回行っています。その2回はどちらもすごく混雑していて、お昼ご飯を食べるのもままならない位でした。普段の混雑ぶりからすると、子ども用車いすユーザーが動物園を思いっきり楽しむのはなかなかハードだなぁと思わされます。

 この素晴らしい試みは、本来なら休園日である日を使っての催しなんですよね(もちろん休日にも動物のお世話はありますが)。いつもはお客さんの前に出ないでゆったり過ごしていたはずの動物園の係員の方と動物たち、本当にありがとうございました。

 子どもも、お母さんも、お父さんも、兄弟姉妹も、みんな心底楽しそうにしていました。言うまでもなく、この日上野動物園にいた子ども達は例外なく全員何かしらの障害(しかも手帳を取得できる程度の重大さ)を抱えて生活しているってことです。さっきから「空いてる、空いてる」と強調していることとは矛盾してしまうけど、「こんなにいっぱい仲間がいるんだ」って心強く思う気持ちにもなりました。

 若干取って付けた感は否めませんが、そんなはる君のこの夏の一枚はこちらです。上野動物園、だいすき。どうもありがとうございました。来年も行こうね、はる君。

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夏の思い出

今週のお題「はてなブログ フォトコンテスト 2017夏」

公式サイト

www.tokyo-zoo.net