腹水(PICU14日目)、おふろに入れる(PICU15日目)
2018/01/07(テイクダウン後20日目)
長男と次男と映画を見に行くことにしたので、はる君の面会には夫一人で行った。妖怪ウォッチ。久しぶりの映画が妖怪ウォッチって、と思ったけど、そこそこ楽しんだ。映画の後は公園で遊んだ。
今日のはる君
人工呼吸器の設定と酸素飽和度
FIO2 | 80% |
---|---|
プレッシャーサポート | 14 |
換気数 | 30 |
SpO2 | 76% |
SpO2…経皮的酸素飽和度、血液中の酸素の値。基準値は100%。
FIO2…人工呼吸器の吸気に含まれる酸素の濃度。
主治医のおはなし
- 肺をの出血が収まった
- まだ腹水がある
- 左胸腔のドレーンを抜いたところからの漏れはおさまった
- (まだ胸水は溜まるかもしれない)
- ミルクは一日10ccずつ増やしていっている
最近、シマノ先生(仮名)が毎日いる。シマノ先生が「順調です」と言ってくれるときは順調なんだけど、まだまだ先になりそうだ。
2018/01/08(テイクダウン後21日目)
はっきり言って状況は厳しく、元気な写真を見てボロ泣きしたり、すれ違ったお子さんを見てうらやましいと思う気持ちが出たり、わたしもだいぶ元気がない。その割にはTwitterでは絵を描いたり、いきいき遊んでいる。どっかで日常とつながっていたいからだ。
今日のはる君
人工呼吸器の設定と酸素飽和度
FIO2 | 100% |
---|---|
プレッシャーサポート | 14 |
換気数 | 30 |
SpO2 | 70% |
SpO2…経皮的酸素飽和度、血液中の酸素の値。基準値は100%。
FIO2…人工呼吸器の吸気に含まれる酸素の濃度。
酸素濃度が100%になっている。やっぱりミルクを入れると酸素の値がすごく下がるようだ。現在は20ccを1時間かけて注入している。この日は看護師さん、わたしと夫でおふろに入れた(清拭)。おっかなびっくり、30分もかかった。お腹は肝臓のうっ血と腫れ、腹水がたまっているせいでパンパンになっており、表面の皮膚が裂けて皮下がまだらに出血している。泣いてはだめだ、まだ大丈夫だ、大丈夫。
主治医のおはなし
- 炎症反応は微減
- 血栓は溶かしたいが、腹腔からの出血は止めたいので、調整が非常に難しい
- 昨日出た胸水は100cc、腹水は400cc
- 輸血していないが、血液検査の結果ヘモグロビン(酸素を運搬するタンパク質)の値は下がってないので、出血が止まってきているはず
- 一気に腹水が出たため、血圧が下がってしまった
- 腹腔からのびるドレーン(水分を排出するための管)はバルブで止めておき、一定時間で開ける
抗生物質が効いてくれればいいんだけど。処方箋を見てみたら、バンコマイシンじゃん。めっちゃ強力な抗生剤を使われていた。グレン手術の後もバンコマイシンで治療をしていたが、強い薬だ。点滴のラインから入れるときに血管にしみるらしく、はる君は毎回痛くて泣いていた。ステロイドも使っているから感染が怖い。今が病状の底だといいのにな。あとは良くなっていくだけならいいのに。