日記をつける意味(PICU13日目)
2018/01/06(テイクダウン術後19日目)
このブログを書きはじめたときに、「たとえどんな結果であろうと書き続けよう」と決めたから、ずっと書いている。感情の波が激しくなり、無風の湖のように静かなときもあれば、叫び出したいほど感情があふれ出すときもある。気持ちに言葉を与えるのは大切だ。はる君の病状についてここまで詳細に誰かに語るのは難しい。身の回りで話せるのは、夫と義理の母くらいだ(義母をよく泣かせてしまう。すみません)。悲しいことを「悲しい」とブログに書くことで、それを客観的に見るわたしが生まれて、よっしゃ、今日も会いに行こうか!元気出しな!ともうひとりのわたしに言われる。
今日のはる君
むくみがひどい。まだ腹水が真っ赤で、溜まった腹水でお腹がパンパンになっているようだ。
人工呼吸器の設定と酸素飽和度
FiO2 | 90% |
---|---|
プレッシャーサポート | 14 |
換気数 | 30 |
SpO2 | 76% |
SpO2…経皮的酸素飽和度、血液中の酸素の値。基準値は100%。
FiO2…人工呼吸器の吸気に含まれる酸素の濃度。
主治医のおはなし
- 状況は横ばい
- 腹水が赤い(お腹のあたりで出血している)
- 左の胸水が溜まり始めた
- FFP(新鮮凍結血漿、血液凝固因子の補充と、循環血漿量の減少を改善と維持のために使用)と輸血を継続している
- 薬は徐々に減らしていきたいが、今は出血のため不安定だから現状維持するほうがよさそう
- 血液中の菌の培養をしたが、今のところ菌は出ていない
- 炎症反応は上がっているため、抗生物質を二種類にした
14時に看護師さんが点滴で投与したのはプレドニゾロン、つまりステロイド(炎症を抑え、免疫も抑制する)。激しいむくみはステロイドのせいもあるのかな、とちょっと思った。