夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

小児病棟1日目・サンタからの贈り物【緊急入院6】

サンタからの贈り物

2018/12/25

今日の予定はふゆ君→保育園、あき君→終業式、オット→仕事のち面会。

いつもは保育園まで自転車の道のりを歩くのって、時間はかかるけど、とても良かった。
ふゆ君は感情の表出がすごくストレートなので、振る舞いをほめるとスキップするのが可愛い!
その明るさと素直さが、わたしを癒してくれた。


ピース!のお写真

転棟

あき君ひとりで長時間の留守番はかわいそうなので、久しぶりに3人で食事することにした。

学校から帰宅したあき君を連れて病院へ向かう。その途中で仕事帰りの夫と合流。
14時頃病院に到着し、院内のレストランで遅い昼食をとることにした。
あき君はずいぶん背が伸びた。
楽しそうにゲームの話をするのを、うんうんと聞きながら蕎麦をすする。
母親と外食しながらゲームの話をするのもあと数年なのかな。うーん、わたし達なら大人になってもゲームの話で盛り上がってそうだな……。

普段は持ち出しを禁じているニンテンドーSwitchを特例としてあき君に持たせ、夫とはる君の待つ集中治療室へ向かう。


入室時のインターホンで名前を告げると、「テントウするので、そのままお待ちください」と返事があった。
テントウ?
ああ、転棟?移動するってことかな?ICUを出られる!

ほどなくベッドごとはる君が運ばれてきた。
また涙をポロポロこぼしている。
今回の入院では、本当にはる君がよく泣くのでつらい。
顔がはれぼったく、むくみがあるのではないか?とたずねたが、全身にはむくみの症状はないとのことだった。
つまり、まぶたのむくみは泣きすぎたことによるもの。はる君が泣き過ぎでむくむのは初めて。

とにかく、ようやくICUを出られることになった。
よかったよかった!

小児病棟へ

明るくポップな色使いが特徴的な病棟へ。
大部屋は定員が4名。
眩しい西日を淡い色のカーテンがさえぎって、やわらかな日差しが室内を照らしていた。


JRの発車メロディーが流れる電車の絵本をいただいたので持って行くと、こちらの期待どおり、目を見開いて興味津々に。
さっそく遊ぼうとしたところ、点滴の針が入っている手がガチガチに固められていて思うように遊べず、怒ってまた泣き始めてしまった……。

結局またDVDのお世話になることにした。


きょうの様子

Q.ICUから一般病棟に転棟ということは、抗生剤が効いているということか?

A.そうです

とのこと。

ご飯も食べられるはずだけど、拒否反応が出てしまうので、鼻から胃へ注入のみになっている。
はる君、ご飯を食べるのがあんなに好きだったのにね。
わたしと一緒なら食べてくれるかな、食べてくれるといいんだけど。

あき君をいつまでも一人にはしておけないので、はる君がDVDを見てご機嫌なうちに病棟を抜け出す。
迎えに行ったら、平気な顔で百人組手(スマブラ内のゲームモードのひとつ)で遊んでいて拍子抜けしたのだった。


クリスマスにICUを抜けるなんて、サンタクロースが願いを聞き届けてくれたんだろうか。
何も準備していないので、今日のところは帰り、明日から付添い入院ではる君と遊ぼうと思う。
勝手が違うからどうなるかな……でも、すこし安心した。
よしっ、がんばるぞ。


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多くの方にはる君の記事をお読みいただき、たくさんの暖かい励ましと応援のコメントをありがとうございます。
ブログに書かれたコメントにつきましてはあまりお返事していませんが、全て読ませていただいています。
ありがとうございます。
お返事が必要なことにつきましては、Twitterが一番早く返信可能です。

では、もうすぐ病院です!はる君、待っててね。