小児病棟44・作業療法【入院生活49】
作業療法
2019/02/06
理学療法、作業療法、言語療法は重なる部分もあるけどそれぞれ独自の得意分野がある。
はる君の今回のリハビリのうち、理学療法では下半身の強化をメインに全身の動きを診てもらっている。
それに対して作業療法では上半身と手先の巧緻性を高めることをねらいとした遊びが多い。
全部に共通するが、お勉強的な課題(型はめパズルなど)もあり、適切な難易度じゃないと、まったくクリアできずにいじけてしまう。
名前が分からないけど、スイッチと上にパタンと開くおもちゃ→ビスケットをはがすパズル(オレオをはがすように)→プラカップにそら豆と梅干しをスプーンで入れる課題……と、目の前に置かれた課題を黙々とこなしていた。
はる君はものすごく素直だ。
実年齢は2歳だけど、発達段階は1歳代なので、まだ魔の2歳児期が来てないのかもしれない。
OT(=作業療法)の先生は褒めるのがとても上手く、一つクリアするごとに褒めちぎり、はる君はうれしそうに笑っていた。
自分でも「できた……」と小さな声で言ってるのがすごく可愛い。
最近のはる君の遊び
最近、歌の絵本から流れるメロディーに合わせて歌う。
歌詞の内容やテンションから、自ら考えた振り付けで踊りながら歌う。
とっても可愛くて動画に撮りたいんだけど、上手くいかないので目に焼き付けている。
はる君は台東区にある「こばと園」という心臓病児の保育施設に通っている。
幼稚園に入園する前のプレ的な内容もあり、普段外出を控えがちな病児にとっては集団生活の貴重な練習の場でもある。
はる君は在籍丸2年のベテランだ。
こばと園に行けないけれど、ベッドの上でこばと園ごっこをして遊んでいる。
毎日こばと園ごっこをするのがルーティンになっている。
朝のごあいさつの後は歌をうたうんだけど、最近流行の曲は「どんぐりころころ」のようだ。
シール遊びも好きだ。
指先をよく使えて良い。
これもほしい物リストからの贈り物だけど、はる君はシールブックを見るなり「ワー、スゴーイ」と言った。ありがとうございます。
明日は2週間ぶりのMRIだ。
また緊張してきた……。
どうか、前よりも小さくなっていますように。
いま病院で治療を頑張っているお友達も、はる君も、みんな早くお家に帰れますように。
1ヶ月以上の付添い入院の経験がある親御さんにアンケートです
— CALMIN (@CALMIN_PDH) 2019年2月6日
Q.付添い入院の前と後では……
したっけ、また明日!