小児病棟48・インフォームドコンセント【入院生活53】
主治医の先生が木曜日に撮ったMRIの写真を見せてくれるというので、喜んで見せてもらうことにした。日曜日なのに。
平日は忙しいから、逆に日曜日の方が時間があるのかな。
インフォームドコンセント
2019/02/10
インフォームド‐コンセント(informed consent)
手術などに際して、医師が病状や治療方針を分かりやすく説明し、患者の同意を得ること。解諾(げだく)。IC。
2週間前より一回り小さくなっているのが、はっきりと分かった!
- 治療の方向性は合っていたということが言えそう
- 膿瘍が消滅するかどうかは微妙、どうなるかは現段階では分からない
- 今後も2週間毎にMRIを撮って経過を見るが、万一膿瘍の縮小が止まったり、逆に拡大した場合は再度外科的処置を検討する
よし、やる気が出たぞ。
初回MRI→2回目MRIは素人目にはほとんど変化がないように見えたので苦しかった。
じゃ、また2週間後に!
☆ ☆ ☆
話は変わるが、インフォームドコンセントの内容を親族に伝えたところ、
「なんだその医者は。『分からない』『手術するかも』とか煮え切らないことばっかり言って。自信が無いのか?」
という反応が返ってきて驚いた。
そうか、わたしも夫も“より正確に状況を表そうとすると、こういう表現になる”というのを知っているけど、なんだか頼りない感じに聞こえたんだな……。
インフォームドコンセントでは、治療の内容とメリットを説明されるだけではなく、デメリットについても説明を受ける(CTやレントゲンなら被曝する、とか)。
それでもその治療を行うのは、合併症や副作用などのデメリットを上回る効果が期待できるから。
100%安全な手術や治療なんてない。
20年前に親戚が亡くなった時、告知があったかどうか、治療内容が妥当だったかどうかで大揉めしたことを覚えている。
中には病院を訴える!と息巻いていた人もいたが(わたしの目の前でそう言っていた)、結局裁判は見送ったそうだ。
書店に並ぶ「○○したいなら、◇◇しなさい」系のタイトルの健康本を見るたび、そんな風に簡単に言い切れることってないよなあ、と思う。
医師が誠実に患者に説明しようとすればするほど、言い切りの形ではなく「効果が期待できると思います」みたいな言い回しになるもんね。
インフォームドコンセントを受けるときのコツ
インフォームドコンセント中に分からないことがあったらすぐ聞くのがベストだけど、メモっておいて後で聞くのでもいい。
また、あらかじめ断っておけば、録音や画像の撮影を許可してくれるかもしれない。
(わたしも、画面の写真か動画を毎回撮っている)
納得して治療を受けたいよね。
まだまだがんばろう!