夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

小児病棟66・はる君の言葉【入院生活71】

昨日までできなかったことが、今日できるようになるなんて、うれしいよね。

はる君の言葉

2019/02/28


先日まで「バツ(❌)」のことを「バプ」と発音していたのに、今は「バチュ」に聞こえる。

二語文が増えてきた。
「ッチ、ミル」→ピタゴラスイッチを見たい
「ハンバーグ、チュキ」→ハンバーグが好き
「ソエ、ヤユ」→それで遊びたい

この日一番驚いたのは、わたしに「ハイ、ドージョ」と言いながらおもちゃを渡してきたこと。
何の反応もなくてもこれまでずっと「はい、どうぞ」と言いながらおもちゃを渡してきた甲斐があった。


「ペロン、バチュ」

寝かし付けのときに、わたしの体の一部を触ったり噛んだりするのがとても辛かった。
頻繁に噛まれるので、今、わたしの右腕はアザだらけになっている。

今日もまた噛まれたのでほんとに頭に来て、「ガブって噛むのはバツ!痛いから!!」と声を荒げたら、はる君はくすんくすんと泣き出した。
涙をこぼしながら「ペロン*1、バチュ……?」とつぶやいた後は、この日はこれ以降かじることはなかった。

ああ、もう赤ちゃんじゃないんだなあ。
もっとずっと前から赤ちゃんじゃないんだけど、最近特にそう思う。
かと言ってふつうの幼児とも違うので、どうしても赤ちゃん扱いしがちなのを反省した。


追伸:次の日はまたかじってきたので、わたしはまた叱りました。


はる君はきょうも元気でした。


したっけ!

*1:ペロンではなく、ガブリです