夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

小児病棟101・造影MRI検査【入院生活106】

造影MRI検査

2019/04/04

これが最後のMRIになりますように、と念じながら眠りについたので大丈夫だ、多分。

検査日の流れ

4:30 起床

早めに起こそうとはしてたけど、さすがに早すぎ!
一度寝付かせようとしたけど、ぱっちり目が覚めた。

7:00〜7:30 朝食・服薬

Eテレのシャキーン!を見ながら朝食〜朝のおくすり。

8:00 脳神経外科の回診

先生に「もし膿瘍が消えてたら、すぐにでも退院したいです!」と必死の訴え。
「感染症科にも確認してからね〜」との返事だった。わたしの必死さに先生も苦笑いだった。

9:45 鎮静薬

いつもの(はる君の苦手な)トリクロリールシロップを(押さえつけて無理やり)飲ませる。
ごめんね……。

10:10 入眠

さすが早起きしただけある。
あっという間に眠ってしまった。

10:25 鎮静薬

ダメ押しでエスクレ(座薬)を入れる。
一瞬気づいて怒ったが、すぐにまた寝た。

10:45 MRI室へ

ぐっすり眠ったところでMRI室へGO!
わたしは早めの昼ご飯を食べた。

11:25 MRIから戻り

40分で帰ってきた。おかえり!

12:50 起きる

昼ご飯が来ても起きないので、10分毎に抱っこしたり身体を揺すって起こす。
まだ薬が残ってフラフラながら昼食は完食。

検査結果

16:00 脳神経外科回診

脳神経外科の先生達の夕方の回診が来た。
「だいぶ小さくなってます。もういいんじゃないかなぁと思うけど、最終的には感染症科に相談して判断します」

「退院していいですよ」ではない、ちょっと微妙な回答。
ううん……。

17:30 感染症科との協議の結果

「感染症科としては、まだ治療を継続すべきとの返事でした」
外科系(脳神経外科)と内科系(感染症科)で意見が割れてしまった。

  • 造影される=血流があるということなので、叩くべき菌があるなら治療を継続(感染症科)
  • 治療の効果が画像に反映されるのが遅れるのを見越すと、過去の経験上この程度なら治療を終了してもよい(脳神経外科)

脳神経外科も、積極的に退院可能と判断したわけではないみたい。

そこで、2案提示され、どちらにするかはわたし達患者側に選ばせてもらえることになった。

プランA
これまでの治療を継続。
今まで通り、1日に4回の抗生剤を投与し、3週間後に造影MRI検査をして確認する。
あと3週間あれば、ほぼ完全に膿瘍は消えている見込みだという。

プランB
一旦退院し、早め(2週間後)に造影MRI検査を行う。
もし消えていなかったり膿瘍の拡大などが見られた場合は、また長期入院して抗生剤での治療を再開する。

結論

夫と相談し、現在のわが家の状況を考えて今回はプランB、早めに退院することにした。

再入院のリスクを負ってでも退院を決めたことの理由はいくつかある。

  • 次男の入学式以降〜親が在宅したい時期であること
  • 家族の健康状態のこと
  • 長期の点滴で使える血管が次々とつぶれて駄目になってきていること

etc.
2週間後に再入院になる可能性もあるが、色々と限界を感じるのでもう帰る。

Q.「抗生剤を点滴ではなく内服に切り替えることは出来ませんか?」
A.「脳に届けられる薬は限られており、今回の薬の代わりになるものはありません」
そうなのね、納得。

一抹の不安を残した形だけど、退院する。
(ただし、金曜日の午前中に退院できない場合は土曜日に退院)