夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

好きなことは絵を描くことです

好きなことは何かって聞かれたら、わたしは「絵を描くこと」って答える。
絵を描くことは少し楽しくて、苦しい。
なのにどうしてまた絵を描いちゃうんだろう、って考えたら、やっぱり「好きだから」なんだよね。

きょうのエントリーははる君の記録ではなく個人的なつぶやき(ロングバージョン)です。

昔の話

わたしは20年くらい前に美大受験予備校でデッサンと油絵を習っていた。
受験には失敗し、その後は絵の道具を処分して就職することに。
だが時は就職氷河期。
高卒&資格は普通免許くらいしかないわたしが採用されたのは営業職のアルバイトだった。
この職場は新しい人がすぐ辞めるので、わたしのような人間でも歓迎された。
要は、誰でもよかったのだ。

「何者にもなれなかった」という思いがじくじくとわたしを苛み続けるので、それから逃れるためにバリバリと働きまくった。
その後、仕事が認められて正社員になることができた。
しかし、より重い責任と激務はゴリゴリとわたしを削り取っていった。
事業所の閉鎖の噂がちらつき始めたのをきっかけに、わたしはやっとの思いで手にしたはずの仕事をあっさり辞めて逃走した。

第二章

結婚して、幸いまた仕事も見つかった。
子どもを産み、育て、共働きで忙しい毎日だけど充実していた。

そんな時、はる君の病気が分かった。
不慣れながらブログを始めたが、どうしても図解が欲しい場面がちょくちょく出てきた。
はる君が産まれた後iPad Proを買った。
2016年当時の最新モデルで、Apple Pencilがはじめて使えるようになっていた。
まるで紙に鉛筆で描くようなリアルな描き心地だ!と感動した。
それからまた少しずつ絵を描くようになった。

前々からオタク趣味があったのが、去年急に爆発した。
最近は毎日何かは描いています、何かは……。

最近描いた絵

Twitterでフォローしてくださってる方には既出だけど、以前飼っていた猫の絵を描いた。

TwitterでUPした絵を見てくださった方からのご依頼で、SNSアイコンなどを描かせていただいたことが数件ある。
はる君の手術が終わって落ち着いたら、個人の方向けにSNSアイコンを描くお仕事をしたいな。

好きなことは絵を描くことです

絵を描くことは少し楽しくて、苦しい。
うまく描けない自分にいらいらしたり、自分より上手い絵を見て嫉妬したり。
それでも完成した時の気持ちよさは他にかえがたく、何度嫌になってもまた絵を描いてしまう。

もう二度と絵を描くことはないだろうと思ったのに、また描きはじめてしまった。
多分絵を描くことが好きなんだと思う。

だから、わたしの好きなことは絵を描くことです。