不安
不安だ。
東京では新型コロナの感染者が1日100人を超えた。
この不安は新型コロナに対する恐怖から湧き上がって来ているように思う。
底が見えなくて怖いのだ。
厄災コロナ。
このまま爆発的に新型コロナ感染者が増えた場合、はる君の手術が延期になってしまうかもしれない。
カテーテル治療済だから、また治療が必要になる前に手術をしなくてはいけないのに。
退院後も収束していなければ、手術直後の不安定な時期をおびえて暮らすことになるかもしれない。
(まあ数ヶ月では収まらないだろうと覚悟はしている)
はっきり言って精神的にまいっていると思う。
バラエティ番組を見て大声で笑う家族にいらいらする。
お腹がそんなに空いてないのに食べ物を口に運んでしまう。
睡眠障害が悪化した。寝つきが悪く、夜中に起きて、昼間眠い。
不安を和らげる頓服に頼っている。
長い思考ができない。でも、つたなくても、箇条書きでも、言葉にして残しておくことが大切なんだって。
……それはそうかもしれない。
すでに世界のいくつかの都市ではロックダウンが行われている。
世界が変わっていくのを感じる。怖い。
不安だ、不安だ。
この感情は内に込めていてはいけないと思ったので、不安な気持ちをツイートすることが増えた。
Twitterにこぼれ落ちた不安はたくさんの人が拾ってハートで返してくれた。
わたしは自分のためにはがんばれなくても、誰かのためにがんばることが出来る。
やせ我慢でも、空元気でも、そういうのがあれば前に進むことができる。
夫が、この土日にはる君の動画をたくさん撮った。
手のひらにおさまる大きさのスマートフォンで美しい動画が撮れて、iPhone同士ならすぐにシェアできる。
すごい時代だ、と感心する。
はる君、夫と入浴する時に「きょうも楽しかったね」と言うらしい。初耳!
Eテレの子ども番組を見ながら狭いリビングでただ遊んでいただけだけど、楽しかったんだね。それならよかった。
これは天国にいるはる君のお友達がくれたお守り。
前と同じように、きっと力をくれると思う。
少々疲れた。色々これからなのにね。
よく寝て日の光をたくさん浴びれば少しは元気になると思う。
厄災がすこしでも早く去りますように。