ADHDで、うつで、睡眠障害
わたしは発達障害のひとつ、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断されています。さらにうつ病と睡眠障害を患っています。
公開することによるデメリットの大きさに比べ、メリットが全然ないので黙っていました。
が、はる君のフォンタン手術が無事終わり、ふと「別に隠すことでもないかな」と思ったことと、生活上のライフハック的なことを共有しやすくするという目的でお知らせすることにしました。
いまは特段配慮して欲しいことはありません。
これまでお付き合いくださっていた方も、そのままの距離でいてくれれば結構です(それが難しければ、それはそれでいいです、仕方ない)。
公表する以上は障害名に甘えないようにしなくてはいけませんのでプレッシャーはありますが、同時に解放感も感じます。秘密をずっとこころに抱えておくのはつらいことなので……。
この写真、ADHDらしさが端的に出ていると思います。コンタクトレンズを常用しており(目も悪い)目薬が手放せないのですが、外出時に、あるいは家の中で目薬を忘れて/失くしてしまい、あわててドラッグストアで買うことを繰り返していました。結果、使いかけの目薬がこんなにたくさんたまってしまったんですよね……。
対策をしたのでいまはこんなことにはなっていません。
ADHDとは
ADHD(注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害)とは、不注意・多動性・衝動性の3つの症状を特徴とする、発達障害のひとつです。
大人のADHD(注意欠如・多動性障害)とは?不注意、落ち着きがないなどの症状について解説 | LITALICO仕事ナビより
説明は大変面倒なので、ADHDについて知りたい方は上記引用元を見てください!
わたしは不注意優勢型です。
不注意優勢型
不注意の特徴が強く現れているタイプで、次のような症状が見られることがあります。
- ケアレスミスが多い
- 気が散りやすくて、物事に集中することが苦手
- やりたいことや好きなことに対して積極的に取り組めるが、集中しすぎてしまう
- 物をどこかに置き忘れたり、物をなくしたりすることがある
- 片付けや整理整頓が苦手
- 約束や時間を守れないことがある
大人のADHD(注意欠如・多動性障害)とは?不注意、落ち着きがないなどの症状について解説 | LITALICO仕事ナビより
これ、まさに全部わたしって感じです。
障害が判明した経緯
気分の不調が続いたため精神科に→うつ状態と睡眠障害で服薬開始→診察の中で発達障害の可能性を示唆されWAIS(知能検査)を受ける→WAISに有意差あり→WAIS結果と精神科医の問診によりADHDと診断がおりる
WAISはこんな感じでした。
低学歴の自分は馬鹿なんだと長いこと思い込んできたのですが、作動記憶以外は平均値を上回っており、学歴コンプが少しだけやわらぎました。
ドーンと低いのは作動記憶です。耳からの情報を処理し、覚えておく能力が低いのです。この特性は自覚があります。
言われたことを覚えていられないので、メモは欠かせません。
現在の対処
ADHDの治療薬、ストラテラ(のジェネリックのアトモキセチン)を飲んでいます。
服薬前と後を比較すると、物を探す頻度が減りました。一例をあげると、iPhoneを家の中でよくなくすのでiPadの“探す”appでよく探していたことが、置いた場所を忘れないようになったためappを使う頻度が減ったことです。財布、携帯電話などの致命的な落とし物は薬を飲み始めてからは今のところゼロです(前はしばしばありました)。
集中力がない、持続しないという問題のほかに集中しすぎてしまうという特性もあります。
これはタイマーを使うことですこし改善しました。
そのうちおすすめタイマーの記事を書きたいと思います。
Time Timer のWatch Plus来た!
— CALMIN(カルミン) (@CALMIN_PDH) 2020年3月18日
いいかんじ! pic.twitter.com/37DpKBiFcl
薬は万能ではありませんが、わたしの場合にはめちゃくちゃひどかった特性がややマシになり、生活の質が向上しました。
ADHDの有病率は人口の3~7%と言われています*1。
ひょっとしたら自分もADHDなのでは?と心配な方は一度は精神科に行ってみるのをおすすめします。
もちろん、生活上困っていることがなければ別に行かなくていいですよ。わたしは困っていたので……。
どうして精神疾患のことを公開する気になったのかをもう一度考えてみましたが、やっぱり「よくがんばったね」って言われたいみたいです。
ブログにはそこまで詳しく書けなかった生活上のトラブル、たとえば夜眠れなかったり、心が沈んで苦しかったり、自分を責めたり……。
そんなことがありましたが、でもなんとか息してます。
本当にまあまあがんばってると思います……自画自賛でどうもすみません!
これからはたまにADHDライフハック的な記事も書いていこうと思います。よろしくお願いします!