夜明けの心臓

最重度の心臓病の一つである左心低形成症候群の息子の記録。手術・入院・通院の事や病気の情報など。あと雑記。

小児病棟7日目【一般病室へ】術後14日目

小児病棟7日目【一般病室へ】術後14日目

2020/04/23

外はよく晴れている。
手術した日から2週間、小児病棟に戻ってきてからは1週間が経った。
あっという間に感じる。
ドレーン(胸水・腹水を抜く管)も早々に抜け、覚悟していたよりもスムーズな回復をみせている。
気になるのは不整脈だが、どうなっているだろうか。

きょうのはる君

3〜5時台に目を覚まされるのが一番キツい。
きょうもまた3時起き。

部屋移動

ハイケア個室から4人部屋に移動になった。

血液検査の結果、CRPの値は正常値である0.3まで下がっていた。
これを受けて抗生剤の投与が終了になった。
やったぜ!

まだワーファリンが効いてないらしいので、少しずつ増量して調節をしている。利尿剤は減らしていく。
ワーファリンの調節が上手くいけば退院に一歩近づく。
そう、もうゴールは見えてきた!



このお顔、見てください。管がなくてすっきりしているでしょう?

実は鼻血が出てしまったのだ。
止血後にすぐカニューラ(酸素の管)を入れるとまた出血しかねないので、主治医と相談の上30分だけカニューラを外しても良いと言われたのでこうなった。



「はる君のぱしょこん」でお勉強しているところ

洞不全症候群


以前指摘のあった不整脈がどうなったかというと、やはり残っているそうだ。

心臓は洞結節という天然のペースメーカーによってリズムを刻んで動いている。
正常な心臓の場合は、心臓の上部の洞結節の司令塔から順に興奮が伝わる。
はる君の心臓の場合は司令塔役が機能しておらず、途中にある洞結節がかわりに指令を発している状態だという。

ただし脈が多くなったり(頻脈)、逆に遅くなったり(徐脈)にはなっておらず、心拍数は100回/分程度で落ち着いているという。
だから、このまま様子を見ることになった。
えっ、様子見か……心配。

司令塔がまた復活することもあるが、そうならない場合、脈がゆっくりになりすぎるならペースメーカーも必要になる可能性もある。
治って……。

日記


ぱくぱく食べているように見えるでしょう?
そう、タイムラプスならね。

明後日4/25ははる君の誕生日。
これまでの人生、誕生日を家で祝えたのは一度しかないんだよね。ドンマイ。